日記

peace 平和

日本人なら誰しも今日のこの日に実際起きたことを当然意識して、 平和の尊さを願わずにはいられない日である。 平和を意味する英語"peace"は、鳥の声にも似ている。 カタロニア(現スペイン)出身のチェロの巨匠カザルスは、国連平和賞の授賞式で 「わが故郷…

ヒヨドリ

朝早くヒヨドリの大きな声がしたと思ったら、 庭のブルーベリーの木にヒヨドリが誤って防鳥ネットにひっかかって身動きできずにいるのを見つけた。 普通、防鳥ネットがあると鳥は近寄らないものだが、きっと独り立ちして間もない若くて経験不足のヒヨドリだ…

インスピレーション

私はあまり霊感を信じないほうだが、偶然の一致というものか、 一昨日テレビで石田純一が出演している番組を見ていた。 その時なぜかオーストラリアのカウラのことを考えていた時だった。 石田純一はオーストラリアのテレビ映画『カウラの暴動』に出演して、…

マムシ

私が今住んでいる所はマムシの生息地でもあり、 昨日も職場がある学校のそばに、マムシの死骸が あった。道端で車に轢かれたらしい。 猛毒を持つマムシに噛まれたら命を落とす危険性もあり得るから、市内の主な病院にはマムシの血清がある。 少し離れた野山…

明日ありと思う心

「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」 親鸞 延暦寺でこの句が書かれた書を見た。 今、盛大に咲き誇っている満開の桜を 明日見ようと思っていたが、夜半に嵐が来て 一瞬のうちに全部散ってしまった。 明日があると思ったことが、あだとなり…

揺れない時空で

3月11日の東日本大震災と連日の余震で、 すっかりくじけてしまった私は、少しでも揺れない時間を 過ごしたいと思って、4月の連休前半に比叡山を訪れた。 延暦寺の宿坊に泊まることにしたが、 その動機は宿坊の精進料理が盛られた朱塗りの応量器が 見事なのに…

つなみ

"Father, are we not very unfortunate people to live in Japan?" "To live in the midst of danger is to know how good life is,"his father replied. "we Japanese are a fortunate people. We love life because we live in danger" Pearl S. Buck "The…

一寸先は闇

今回の大震災は私も心身ともにすごく応えた。 いまだにおさまらない余震に強い不安と恐怖を感じて 不整脈が頻発して眠れなくなったため、病院を受診して 精神安定剤をもらい、心臓の検査も受けた。 不整脈はあるもののそれほど深刻な状態ではないため、 まず…

巡る季節

東日本大震災以来、心身ともに落ち着かない日々を過ごしているが、それでも季節は巡り 再び桜の季節になった。 満開の見事な桜の花を見ていると 気分も前向きになる。 何も考えずにただ満開の桜を見ている時間が 何と貴重なものかと感慨深い思いがする。 私…

音楽療法

東北関東の巨大地震以来、地震ノイローゼに陥って、ほんのわずかな余震でも不整脈がでて、精神安定剤を飲み続けて不安な日々を過ごしている。 この余震は本当に収まってくるのかと、いつもそんなことばかり考えてしまう。 そんな時、音楽が心身ともに癒され…

diamond dove  ウスユキバト

地震のショックから立ち直れない私は鳥ブログをよく見る。中でも大阪のかたのセキセイインコのブログは面白くて癒される。 先の巨大地震の際には、大阪でも震度3の揺れを感じたそうだ。地震はいつ起こるか分からないだけに、不安な日々を過ごしている。 そ…

地震

昨日、東北地方で強い地震があった。 被災されたかたには心からお見舞い申し上げます。 私もおばの家族が岩手県の久慈市に住んでいるが、幸い無事だった。 自然災害の恐ろしさをまざまざと見せつけられた。 今、こうして普通に生活できることを感謝している。

time and tide…

あさま山荘事件において、息子が犯人グループの 一味として立てこもっているものと思い、 「最後まであきらめないで抵抗するのが日本人の特徴だ。しかし、時には潔く断念する勇気も必要だ」と、 必死で説得した寺岡一郎氏… せめてご存命のうちにお会いしたか…

春節の頃

立春は、暦の上ではもう春になる。 確かにこのごろ日没が少し長くなり、夕方の5時でも明るくなってきた。 陽射しも幾分強くなってきたように感じる。 「春節の頃に肉親を思う」と、よく中国人は言う。 中華圏の人々は、春節と呼ばれる旧正月が一年で最も重要…

1年の計

新年 おめでとうございます。 今年はどんな年になるのだろうかと 思いをめぐらしている。 今やっておきたいことをして、 会っておきたい人にはできるだけ 会いに行きたい。 そして何よりも健康第一で過ごせたらいいと思っている。

冬の到来

アレルギー疾患がおさまった。 本格的な冬が来たと実感した。 様々なアレルギーを引き起こす草や木が枯れ果てて虫が死滅する真冬こそ、 私が一年のうちで最も健やかに過ごせる季節であると感じる。 しかしインフルエンザやノロウイルスなどのウイルスが活発…

黄葉

深まる秋の紅葉は目を奪われるほど美しい。 北海道のナナカマドや京都のカエデのあでやかな深紅の紅葉はすばらしい。 東京の紅葉は主にイチョウである。 特に太陽の光を浴びたイチョウの葉は黄金色に燦然と輝いて 風情がある。 今は紅葉も終盤にさしかかって…

茶迷

中国語で「迷」は、日本語と同じ「迷う」の意味だが、その他に「夢中になる」という意味もある。 そして単語の後ろに「迷」をつけると「〜愛好家」 「〜マニア」の意味になる。 たとえば映画マニアは「電影迷」、 切手マニアは「集郵迷」となる。 さながら私…

海の素顔

江ノ電で巡る湘南海岸は、波も穏やかで、 美しい海岸線がどこまでも続いて 引き込まれるような景色だが、そんな穏やかな海も、 時には人の命を一瞬のうちに奪い去る厳しい一面も持ち合わせている。 今から100年前の1910年に七里ヶ浜沖で水難事故があった。 …

北の大地

この夏の異常な暑さに、すっかり参ってしまった。 暑さから逃れようと北海道に行こうと思ったが、 北海道も例年にない暑い夏だったそうだ。 それに雨が多く悪天候が続くようで断念していたが、金井英明氏の作品が見たくて札幌行きを決めた。 札幌なら大都会…

ウォーターフロント

世の中には海を愛する海彦と、山を愛する山彦が いるという。 私は断然海彦のほうだ。 子どもの頃、横浜港を見て育った影響かもしれない。海に限らずウォーターフロントが大好きだ。 先週、わずか3日間だが北海道へ行った。 札幌に2泊の予定だったが1日目の…

お茶の効力

この夏は、例年にない酷暑で、私もすっかり暑さに参ってしまって、頭痛や胃の痛みや無気力に悩まされている。 本当は涼しい北海道で数日を過ごす予定だったが、現地では 悪天候が続いているらしいし、私も体調を崩したため断念した。 何をするにしてもまず健…

三百六十五季

暑い夏が来ると 北海道に行きたい気持ちになる。 北海道は大陸のようだ。 その雄大な自然の風景にいつも感動させられる。 冬の流氷の景色も、この世のものとは思えない美しさが印象に残っている。 そんな風景をリアルに描く画家がいらっしゃる。北海道出身の…

テレビっ子黒板

猛暑日が来ると台湾を思い出す。日本も台湾並みの酷暑が来るのかと、早くも暑さが原因の頭痛に悩まされている。 学校は今日から夏休みだ。しかし私のような職員の夏休みは5日間である。 夏の間、どこか涼しい所で過ごせたら、と思っている。 学校では最近、…

迷子のインコ

昨日、学校でオカメインコが保護された。 プールの水を飲みに舞い降りてきたという。 まだ若い手乗りのオカメインコで、笛のような美声でさえずっていた。幸い飼い主が見つかって引き取られた。 鳥類は飛ぶ能力と引き換えに食べ貯めができないから、 一食で…

あじさい

6月はブライダルシーズンだ。アジサイの見ごろでもある。 アジサイは色が変化する面白い花だ。 子どもの頃、薄い水色のアジサイがピンク色に変わった時には、まるでリトマス試験紙みたいだと思った。 アジサイは贈り物としては、特に婚礼祝いには ふさわしく…

蓼科の英国庭園

蓼科高原にバラクラ・イングリッシュガーデンという 英国庭園がある。 昨日、久しぶりにその庭園を訪れた。 6月はバラの季節で来週はそのメイン・イベントの バラクラ・フラワーショーが始まる。 その頃は梅雨の季節が本格化するし混雑も予想されるため、少…

cherry サクランボ

4月の桜の景色の写真と絵葉書を海外の友人に送った。 オーストラリアの友達から返事が来た。 今頃はサクランボがいっぱい実って4月とはまるで違った夏の景色になっているでしょう、と書いてきた。 その友人の庭にもサクラの木があって、 花よりも実がなるこ…

新緑

新緑の若葉の季節は、生命の躍動感を感じる。 今しか体験できない季節感を思う存分堪能したい。

生粋の日本人

私は日本人なのにマグロの刺身が苦手で 決して食べない。 私は日本人なのに、すき焼きを好まない。 私は日本人なのに温泉が苦手だ。 しかしこのような五月晴れの富士山の景色を見ると、 自分の中にある日本人の心情を再認識する。 こんな私でも魂は生粋の日…