北の大地

この夏の異常な暑さに、すっかり参ってしまった。
暑さから逃れようと北海道に行こうと思ったが、
北海道も例年にない暑い夏だったそうだ。
それに雨が多く悪天候が続くようで断念していたが、金井英明氏の作品が見たくて札幌行きを決めた。
札幌なら大都会なので、たとえ天気が悪くても
見どころは沢山あると思った。
幸いにも好天に恵まれて暑いくらいの気候だったが、北海道特有の透き通るような澄み切った空気を感じて爽やかだった。
金井英明氏の「イルミナージュ」という画廊には、作品のはがきやレターセット、作品集があり、どの絵も北海道の情景と爽やかな空気が伝わってくるようで心が和む。
北の大地の四季の移ろいを感じることができる作品ばかりで、イルミナージュに立ち寄れてよかったと思う。
金井氏にもお会いできたことが何より嬉しかった。
もっと時間があれば、この画廊で心ゆくまで作品を
見せていただいて、金井氏ともゆっくりお話ができたのにと思い、滞在時間が短くて残念であった。
「北の大地は、四季どころか三百六十五季だと思う」という金井英明氏の言葉に感銘を受けたが、
作品を鑑賞して、まさにそれを実感したと思った。
北海道の大自然の風景をいつも懐かしく思う。