インスピレーション

私はあまり霊感を信じないほうだが、偶然の一致というものか、
一昨日テレビで石田純一が出演している番組を見ていた。
その時なぜかオーストラリアのカウラのことを考えていた時だった。
石田純一はオーストラリアのテレビ映画『カウラの暴動』に出演して、その迫真の演技は感動的で今でも忘れられない心に残るものであった。
その日はカウラのことを思い出して、永瀬隆氏の著書『カウラ日本人捕虜収容所』を
読み返していた。石田純一のことを書いた記述もあった。
それと同時にアメリカ映画で永瀬隆役を演じた俳優の佐生有語氏のことや、
お二人の平和活動のことも思い出して感慨深い時を振り返っていた。
その時に偶然新聞で永瀬隆氏の訃報記事を目にした。
6月21日に93歳で亡くなられたそうだ。
たった今、関連のあることを次々と思い浮かべていた時のことで、その奇遇なことに
驚きと意外性を感じて不思議な気持ちになった。
太平洋戦争を知る貴重な証人といえるかたが、またひとりこの世を去ったことになる。
永瀬隆さんのご逝去を悼み、ご冥福をお祈りしたい。
永瀬隆氏と、永瀬隆さんだったことがある佐生有語氏に、
『神ともにいまして(また会う日まで)』をお贈りしたい。