三百六十五季

暑い夏が来ると
北海道に行きたい気持ちになる。
北海道は大陸のようだ。
その雄大な自然の風景にいつも感動させられる。
冬の流氷の景色も、この世のものとは思えない美しさが印象に残っている。
そんな風景をリアルに描く画家がいらっしゃる。北海道出身の金井英明氏である。
金井氏の描く風景画を初めて釧路で見たときは、
写真の絵葉書よりもはるかに風情が伝わってくるようで、人の心を打つものを感じて止まない。
金井氏の、「北の大地は四季どころか三百六十五季だと思う」との言葉に
私も全く同感である。