死生 命あり

岩手県久慈市に住む叔母が亡くなったとの知らせがあった。
あと2日で70歳の誕生日を迎えるところだった。
去年の八月に久慈で会った時には元気そうだったので、突然の訃報が信じられなかった。
亡くなるちょうど前日、母が叔母に電話してみたところ、ちょっと体調を崩して入院したとのことだったが、しばらく入院すればまた元気で退院できると思っていた。
叔母はがんを患っていたが、転移したがんも抗がん剤で治まっていると話していたが実際はどうやらあちこちに転移していたようだった。
叔母は久慈市の体育指導に貢献したそうで、体力がある叔母がこれほど早く亡くなるとは信じがたいことだ。
「死生命(しせい めい)あり」という言葉のとおり、人はいかなる境遇にあっても、初めから決められた運命があるように思った。
去年の夏に叔母とその家族みんなに会っておいて本当に良かったと思った。