ウォーターフロント

世の中には海を愛する海彦と、山を愛する山彦が
いるという。
私は断然海彦のほうだ。
子どもの頃、横浜港を見て育った影響かもしれない。海に限らずウォーターフロントが大好きだ。
先週、わずか3日間だが北海道へ行った。
札幌に2泊の予定だったが1日目の予約が取れなくて小樽に泊まることにした。

せっかくだから海が見たい。
小樽築港という駅に直結したホテルの海側の部屋に宿泊した。その部屋からは小樽港
マリーナと石狩湾が一望できて、日常では体験できない素晴らしい景色を堪能した。
もうどこにも行かなくてもこの部屋に滞在しているだけで良いとさえ思ったほど、
その見事な眺望に感動した。
ホテルのすぐそばには石原裕次郎記念館があった。
往年の大スターも小樽の海を愛した海彦だったのであろう。
小樽はかつてはニシン漁と石炭の積出港で栄えたのだろうか「銭函」とか「祝津」というおめでたい地名がある。
小樽は運河だけではない。
雄大な海を擁する町でもある。


私にとってウォーターフロントは心を癒す絶妙な効果があるように思った。