2014-01-01から1年間の記事一覧

いつかある日

「いつかある日 山で死んだら 古い山の友よ 伝えてくれ…」 登山者の挽歌といえるようなこの歌の歌詞を 思い出すたびに、 連合赤軍事件のことを思い浮かべる。この歌詞を書いた人は、この歌の通り、 世界最高峰エベレスト登頂に失敗して 帰らぬ人となった。 …

1年の歳月

昨日、久しぶりに寺岡恒一さんのお母様に お会いした。 朝、どんより曇った空で雨が降りそうな空模様だったが、霊園に着いた時には薄日が射して暑いくらいの気温になった。 昨年、連合赤軍の全体像を残す会の皆さんと ご一緒した時のような爽やかな秋晴れと…

わが故郷

久しぶりに生まれ故郷の横浜に行った。 横浜にいた記憶はあまりないが、 行ってみると断片的だが故郷の記憶がよみがえってくるように思えた。 やはり故郷はいいものだ。 故郷は生まれ育った所に限ったものではないかもしれない。 自分にとって心のよりどころ…

新緑に想う

この春は、様々なことがあった。 消費税の値上げ、パソコンの買い替え、職場環境の変化であわただしく過ぎていった。 新しいパソコンにも徐々に慣れていかなくては、と思って取り組んでいるつもりだ。 またこのダイアリーにも着手できた。 まばゆい新緑のこ…

潮時 There is the tide

"There is the tide in the affairs of men, Which taken at the flood, leads on to fortune, Omitted, all the voyage of their life Is bound in shallows and in miseries." -W.Shakespeare- "Julius Caesar"(ActⅣ,SceneⅢ) 「人の行動には潮時というもの…

悠悠閑閑

このダイアリーのタイトル「悠悠閑閑」という言葉を初めて知ったのは高校の卒業文集であった。 書いたのは美術の先生だった。 私はその先生には直接習ったことはないし言葉を交わしたことさえなかったが、顔には口ひげを蓄えて、どこか飄々としたイメージの…

daffodils ラッパスイセン

昨年、末期癌を宣告されたオーストラリアの友人が、とうとう亡くなったとの連絡があった。 先週の大雪にもめげず、満開の花を咲かせたラッパスイセンを見ながら、ちょうど友人のことを思い出し、手紙を書こうと思っていた矢先のことだった。 亡くなったのは…

雪景色

昨日から明け方に積もった雪は、ここは東京かと疑うばかりの すさまじい積雪だった。 首都圏では交通機関が麻痺して運休する鉄道が多い情況だ。 雪で電車に閉じ込められてしまった不運なニュースを聞くと、 気の毒だがアガサ・クリスティの『オリエント急行…

雪国

今日の東京はまるで豪雪地帯といえるような大雪に見舞われた。 私の住む市街地は東京郊外なので積雪量がさらに多く、 さながらここは雪国だ。 立春を過ぎてからのこの大雪は意外なことだ。 これで本当に春が来るのだろうか、と疑問を感じる。こんな時には、…

寒さの中で

寒さには強いほうだと自負してきた私だが、 最近寒さが体に応えるようになってしまった。 それでも大寒を過ぎると日の入りが遅くなり、 夕方の5時でもほのかに明るくなってきて、 窓からは夕暮れの富士山のシルエットが茜色から藍色にぼかしのきいた色合い…