2017-01-01から1年間の記事一覧

最高のピアニストへ  Happy birthday

音楽の演奏を聴くと、アーティストの名前がすぐに分かる奏者がいる。 たとえばバイオリンなら、曲のはじめの音を聴いただけでユーディ・メニューインが弾いている、と、すぐに分かる。 この世のものとは思えない美しい音色を奏でるメニューインのような偉大…

東は西

私が今までの人生で一番最初に見た映画はディズニーの『ジャングルブック』だった。 アニメとは思えないリアルで感動的な映画で今でも強く心に残っている。 後年この映画の作者がノーベル賞作家のキプリングだと知った。 キプリングの有名な詩に『東と西のバ…

哀悼のピアノ曲

秋は芸術やスポーツ、読書、音楽など様々な活動が盛んになる。 私はやはり芸術の秋、それも音楽に興じることが多い。 特にピアノを演奏したくなる。 1849年の今日、ショパンが亡くなった日だ。 当時まだ死病だった結核で39年の生涯を閉じた。 命日に合わせて…

Stranger than fiction 検診の意味

Truth is always strange; Stranger than fiction. "Don Juan" by George G. Byron(1788〜1824) 「事実は常に奇遇だ。小説よりも奇遇なものだ」バイロン(『ドン・ジュアン』より) 私の友人が、くも膜下出血で倒れたとの知らせがあった。 幸い命は助かり後…

2017年 秋

今年もまた秋が巡ってきた。彼岸を過ぎると日没が一気に早まってあっという間に日が暮れて焦ってしまいそうだ。 秋の彼岸の時期が来ると、例年通り寺岡恒一さんの墓参と寺岡さんのお母様にお会いしてお参りしたいと思う。 今年も彼岸を過ぎた今日になってし…

大河ドラマに想う(2)辞世の句

大河ドラマ『おんな城主直虎』で、高橋一生氏が演じた小野政次の祖先に、 和様書道家であり三蹟の一人である小野道風がいた。 小野家は代々この小野道風の書を伝えたのだろうと思う。 小野政次もきっとかなり達筆な人だったにちがいない。 大河ドラマで、政…

大河ドラマに想う 賓客(まろうど)

幕末の卑劣な暗殺集団としてさげすまれた新選組が、司馬遼太郎の『燃えよ剣』で 一躍脚光を浴びたり、安政の大獄で多くの有能な人材を弾圧して疎まれた井伊直弼が、NHKの大河ドラマ『花の生涯』でその人物評価が見直された。 小説やドラマで歴史上の人物が今…

琥珀の町へ

十数年ぶりで叔母夫婦が住む岩手県の久慈へ行った。 この夏は雨が続いて、東京だけでなく岩手も8月は晴れの日が一日もないという。 それに気温が低くて肌寒いくらいに感じた。 それでも久しぶりで親戚に会えて、行ってよかったと思った。 久慈といえば琥珀の…

春の日に

今年もまた春のお彼岸が巡ってきた。お彼岸より少し遅れて月末に 例年通り今年も寺岡恒一さんのお母様にお会いしようと思った。 その前にお墓参りをした。 桜の開花を期待して、桜並木を通ってお墓参りができるのを楽しみにしていた。 しかし今年は寒さが長…