春の日に

今年もまた春のお彼岸が巡ってきた。お彼岸より少し遅れて月末に
例年通り今年も寺岡恒一さんのお母様にお会いしようと思った。
その前にお墓参りをした。
桜の開花を期待して、桜並木を通ってお墓参りができるのを楽しみにしていた。
しかし今年は寒さが長引いて、桜並木は枯れ枝状態だった。
それでもつぼみは随分膨らんで、あと1週間もすればきっと満開の桜が歩道を覆い尽くすだろうと思った。

そして昼過ぎにまた、いつもの通り寺岡さんにお会いするためにご自宅に向かった。
初めてお会いしてからもう9年もたつが、懐かしくて今までの日々が、いとおしく感じた。
この頃は、週に一度ヘルパーさんが来てくれるそうだ。
それにしても、ご高齢でありながらお一人で何もかも対応して、お元気で何よりだ。
ご自宅の庭に、春の花が咲いていた。
ご近所も歩いてみた。
機会があったらご近所のうどん屋さんにも行ってみたいと思った。
今までとは少し違った感慨深いものを感じた。
寺岡さんが、どうかいつまでもお元気でいらしてほしいと、心からそう願った。