神の落とし前

昨夜、連合赤軍大量リンチ殺人の主犯者である永田洋子が、明後日の2月8日の誕生日を待たずに死去した。
脳腫瘍による合併症だった。享年65歳。
1972年のちょうど今頃、山岳ベースアジトで連日連夜
激しいリンチが行われ、執拗で残虐な手口で多くの命が
奪われた。
それを命じていたのが永田洋子だった。
事件発覚後、「仲間殺しは仕方がなかった」
「私が手を下したわけではないから死刑は不当だ」「リンチを止めなかった仲間も悪い」
「”総括”は森さんが先に言い出したことで、私はそれに従うしかなかった」と、
獄中自殺した最高幹部の森恒夫や、命を奪った仲間たちに、自己責任と罪を
なすりつけて(死人に口無しか)、犯行を正当化してきた永田洋子に、
神様が最後の審判を下して落とし前をつけた結果であるように思える。
しかしあの時あの場所でリンチで亡くなった若者たちは生きて帰ってこない。
永田洋子は死去したが、連合赤軍事件に時効はない。