小久慈焼

陶器にはその産地の地名がそのまま陶器の名前になっているものが多い。
たとえばマイセンやリモージュ、日本では有田、
伊万里などが挙げられる。
久慈にも小久慈焼という焼き物がある。
小久慈焼には
有田焼や伊万里焼のような豪華な装飾はなく、
実用的なものである。
見た目も素朴で白っぽいものが多いが、光沢のある茶色のジュズ玉を想わせるような品物もある。
NHKで放送中の朝の連続テレビドラマの中でも
小久慈焼の食器が使われている。
琥珀博物館や小久慈焼陶芸苑を結ぶ道は、こはく街道と呼ばれている。
久慈の産業を知ることができるだけでなく、豊な自然の中にあるため散策にも良さそうだ。
近くには久慈渓流もある。この周辺は季節を問わず素晴らしい風景が続くのだそうだが、特に秋の景色が素晴らしいという。
もし、また久慈を訪れる機会があったら、こはく街道を歩いて久慈琥珀博物館や、
小久慈焼陶芸苑へ行って、時間を忘れてゆったりと過ごしてみたいものである。