琥珀

久慈は日本で随一の琥珀の産地である。
琥珀には癒しの効果がある。
琥珀を火であぶると香ばしい香りが立ち込めて、気分が和んでリラックス効果が得られる。
それに琥珀自体が発熱するためか、熱を帯びていて温かみが感じられる。
琥珀の産地はロシアや東欧が有名である。
以前、旅行で旧ソ連を訪れた時、琥珀の土産物が多かったことを覚えている。
旧ソ連レニングラード(現サンクトペテルブルク)にあるエカテリーナ宮殿の中に、
琥珀の間」という部屋がある。私が旧ソ連を訪れた時はまだ修復中で見学できなかったが、エカテリーナ2世がリラックスするために使った部屋だそうで、温かみのある雰囲気が漂うのだそうだ。
琥珀の原料は松ヤニである。
特に琥珀の中に虫が入っているものが値打ちがある。
久慈の琥珀博物館には売店もあり、高価な装飾品のほかにストラップやキーホルダー、最近ではミサンガもある。
それに琥珀の石鹸や入浴剤も、発熱する琥珀ならではの効き目がありそうだ。
琥珀のお香も、松ヤニを原料とする琥珀の香り高い
アロマ効果が得られそうに思った。
琥珀博物館は、山沿いの森の中のほうにある。
その近くには久慈を代表する焼き物の
小久慈焼陶芸苑がある。
次に、小久慈焼の窯元に立ち寄ることにしたい。