偶然

秋分の日の頃、寺岡さんをお訪ねしようと思っていたが、父のお墓参りや祖母の供養などで、9月下旬は
用事が重なった。
10月に入り、寺岡さんに連絡をしてみたところ、
下旬ならご都合がよろしいということで26日にお会いする予定にしていた。
雪野建作氏も寺岡恒一さんのお墓参りにいらっしゃるのだろうか、
もし日程は合えばご一緒して寺岡さんにお会いできたらと思って、おたずねしてみた。
そうしたら、雪野氏は27日に『連合赤軍の全体像を残す会』の会員の方々と

寺岡恒一さんのお墓参りに行く予定にしていたことを知った。
そして、私もご一緒することになった。
同じ時期に同じ思いを遂行しようとしていたとは…
何か奇遇なめぐり合わせのようなものを感じている。
偶然の一致ということは、それほど多くはないと思うが、
寺岡恒一さんと行動を共にしてこられた方々とお会いできるだけでなく、
ご一緒に墓参をし、故人を偲ぶことができるかもしれない。
私は、いつかこんな時が来ればいいと、ずっと願っていた。
来週の今頃その思いが実現しそうである。
全体像を残す会の皆様と寺岡さんとが一堂に会して、どのような時を迎えることになるのだろうか?
来週の今頃、私は何を思い感じていることだろうか?
言葉では表現できない様々な思いを廻らせている。