白夜

夏至は昼間の時間が最も長い時だ。
それなのに日本は梅雨のせいで日照時間が
長く感じられない。
夏至はたいてい雨が降るし、
降らなくても空は曇りがちだ。
日の長さを感じられないのは実にもったいない。
こんな時、まだソ連と呼ばれていた時代の首都モスクワの白夜が懐かしい。
夜中の11時でもまだ空は青い。抜群の治安の良さと、女性の社会的地位の高さ…
社会主義の素晴らしさを、まざまざと見せつけられた気がした。
そんな隣国も今はすっかり様変わりしたようだ。
しかし白夜の国であることは変わらないであろう。