ハロウィーン・パーティー


最近ハロウィーンが注目されていて、日本でこれほど多くの人々に浸透するとは意外なことだと感じている。
私がハロウィーンについて知ったのは、中学生の時の英語の教科書の中でのことだった。
その当時、日本では知られていない遠い国の面白そうなイベントの日だと思った。
それから、アガサ・クリスティ推理小説に夢中だった高校時代に再びハロウィーンについて知ることになった。
子供たちが参加するハロウィーン・パーティーの様子が詳しく描かれていて

本場のハロウィーンがどのようなものか知ることができた。
今週は読書週間でもあるから、アガサ・クリスティの『ハロウィーン・パーティー』という
作品を読んでイギリスの伝統文化を読んで味わうのもよさそうだ。

事件が起こる背景もちょうど晩秋の今頃、子供同士の会話から過去の殺人事件が絡む複雑怪奇な感情が漂い、晩秋のうら寂しい情景と相まって、正にハロウィーンの世界に引き込まれていくような印象深い作品だと思った。

この作品のDVDもあるから、手軽に楽しむこともできる。
過去と現代の殺人事件を照合して解決するポワロの登場も大いに楽しめる作品である。
ハロウィーンには是非この『ハロウィーン・パーティー』を読みたいものだ。