梅雨の風物詩

今、あちこちでドクダミの花が満開だ。
いたるところにドクダミの群生が見られる。
ドクダミは梅雨の時期に咲き始めるといわれている。
6月の梅雨の合い間の晴れの日は本当に過ごしやすく、貴重な天気だと思う。
今の時期は日が長くて、いつまでも明るいから気分が良い。
日本は梅雨があるからせっかくの日の長さを感じられなくてもったいない。
先週、腕に小さな赤い発疹が無数にできて、痛くて皮膚科を受診したところ、毛虫皮膚炎とのことだった。
医師は一目で、これはチャドクガの幼虫にかぶれたものだと分かった。
ガの幼虫の写真を見せてもらったら、確かに同じ虫が椿の葉にいたのを見たので急いで殺虫剤を撒いたことがあった。
しかし長袖の服を着ていたし、毛虫に刺された覚えはなかったから、
意外で信じられなかった。
チャドクガの毛虫は、蜂などが刺すのとは違って、非常に細い毛虫の毛の一部が散乱して衣服を通り抜けて皮膚に入り込むために起こる炎症だそうだ。
このチャドクガが発生するのも梅雨時である。私は皮膚が弱いから症状が深刻だ。
盛り上がった細かい発疹は消えてきたが、しつこいかゆみが残っている。
梅雨は雨が降って暗くて気分が落ち込んでいやな季節だが、梅雨空が紫外線をさえぎってくれるから日本人は皮膚がんになりにくいと言われている。
ドクダミチャドクガ、どちらもドクが付く名前の梅雨の風物詩だ。
今盛んに実を結んでいる梅の実も猛毒の青酸が含まれている。
生で梅の実を食べたら命取りだ。
くれぐれも毒には注意したい。