大リーガー

アメリカ大リーグの鉄人カル・リプケン氏が来日している。
今年2度目の来日である。
野球を通して震災した日本を励ますために来日して、
主に被災地で野球教室を開く予定だそうだ。
私は25年前に、日米野球で来日したリプケン選手にお会いしてサインをいただいたことがある。
今もその当時の感動が忘れられない。
その翌日の試合が行われた横浜スタジアムで、
リプケン選手が2打席連続ホームランを打った。
私の生まれ故郷横浜での快挙に大いに感激したことを覚えている。
アメリカ大リーグの野球を見てから、それまで全く興味がなかった野球の試合に
理解を示すようになった。
リプケン選手を最初に知ったのは、オリオールズ球団の選手として来日した時であった。私は直感で、この若い選手は将来きっと長く活躍する大物の名プレーヤーになるだろうと予想した。
予想通りに、リプケン選手は数多くのタイトルを獲得し、41歳で引退するまで過去最多の連続試合出場記録を達成し、「鉄人」と称される選手になって殿堂入りを果たした。
リプケン氏は、「チャンス」という言葉がお好きなようである。
以前にいただいた信書には、3回も"chance"という文字が書かれていた。
今、リプケン氏が同じ日本の空の下にいらっしゃること自体がどれほど心の支えになって励まされる思いがすることか。
またお目にかかれるチャンスが来ることを祈りたい。