映画のように、鮮やかに

「好花不常開 好景不常在…

(綺麗な花がいつも咲いているわけではない。
いつも良い景色があるとは限らない)…」
訒麗君(テレサ・テン)・歌『何日君再来


この世は諸行無常で、明日のことは分からない。

寺岡恒一さんのお母様もご高齢でいらっしゃるし、いくらお元気そうでも
残された時間がもう残りわずかかもしれない。
そんな不安を感じて、佐生有語氏が公開しているアルバムを私も共有させていただいた。それを寺岡さんにお送りした。
佐生有語氏は、数々の国内外の受賞作品にご出演になされた国際的な俳優でいらっしゃる。そのようなかたが、写真家の古田さんとご一緒に、かけがえのない時間を記録に留めてくださって感謝の一語に尽きる思いがする。
このアルバムは、あの日あの場所で実際にあった出来事を記録した実録映画の作品の
ようだ。その情景が静かに時を刻むように目に浮かんでくる。
寺岡さんのお母様は、こんなにしていただいて、ありがたいとおっしゃっていた。
そして今でも時々佐生氏がひょっこり訪ねてくるような気がすると、懐かしんでいらした。
寺岡恒一さんのお母様とお会いすることができたのも、佐生有語氏が引き合わせて
くださったからだと思う。佐生有語氏がいらっしゃらなかったら、運命は平行線のままで、
このアルバムのような感動的な事実は存在しなかったと思う。
運命を導いて接点を繋げてくださった佐生有語氏に再度お礼を申し上げたい。
佐生有語氏のアルバムをこのダイアリーに共有させていただきたい。
映画のように鮮やかに、あの時の記憶がよみがえってくるようである。