六波羅蜜寺

ゴールデンウィークの前半に、揺れない時空を求めて
比叡山を訪れたが、その前に京都の六波羅蜜寺にも
行ってみた。
平安時代、京の都に疫病が流行って多くの死者が出た時に、
空也上人が観音像を車で引きながら町中を歩き回り、
お茶を民衆に与えて病を沈静化させたことにちなんで、
六波羅蜜寺は病気封じのお寺で知られている。
また、弁才天を祭っているため、音楽や芸術に携わる人がよくお参りする。
このお寺には随分前からお世話になった。
六波羅蜜寺に自分の髪の毛を納めると願いが叶うといわれている。
私は今までに2回、自分の毛髪を納めて願をかけたことがあった。
おかげさまで2回とも願いがかなえられた。
私は新年の初祈願と、8月の旧盆の万灯会の、年に2回の祈祷をお願いしている。
特に8月の万灯会には故人の戒名を記入した御霊のお札も五山の送り火に一緒に供養していただける。
今年は五山の送り火に際して、様々な憶測や感情のもつれがあって複雑な思いがする。
万灯会が無事に終わって、お札も届いた。
夕べはコオロギの初鳴きが聞こえた。季節は秋へと向かっているようだ。